劔岳 点の記

 剱岳を舞台に描かれた映画「剱岳 点の記」。その完成披露試写会が先日(27日)ファボーレ東宝で開かれたが観ることができなかった。
 

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 日露戦争直後、前人未到と言われた北アルプス立山連峰の剱岳山頂に、三角点設置の至上命令を受けた測量技師・柴崎芳太郎が、様々な困難を乗り越えて剱岳山頂に挑んだ苦悩の軌跡を描いた映画で、200日間にもわたる立山ロケが多くの地元山岳ガイドや関係者やエキストラとして参加した映画でもある。

 原作は、山岳小説家の第一人者、新田次郎で30年前に出版されている。かなり昔なので読んだ時期は忘れたが壮大な男のロマンを感じた小説だった。

 剱岳といえば、自分の若かりし頃、仲間と一緒に山頂を極めたことがあった。
剣沢でテントを張るため、室堂から一人当たり約30kgのリュックを背負い、雷鳥沢にいったん下り、そこから一気に剣御前へ急登したが、足が一時つってしまった苦い想い出がある。f0162955_1104669.jpg
仲間に助けられ何とか剣沢へ着きテント泊できたが、夜、一時的な大雨でテント内にも雨水が流れ込み大騒ぎだった。
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 翌朝早く起床すると、星がとってもきれいで夜明けとともに青空が広がり、登山日和だ。気を引き締め、前剣を越へカニのヨコバエ、タテバエと難所を乗り越えての登頂は、苦しい思いで登った者にしか分からない達成感があり、山頂から360度、見わたせる絶景に仲間とともにバンザ~イと叫んだことが、なつかしい写真を見て昨日のように記憶がよみがえってくる。
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 幸い、小説「剣岳 点の記」は文芸春秋から文庫版で再版されているので、6月20日に全国公開される前に、今一度、読んでみようと思っている。

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